繰り返し (前判定) (While)とは

このアクティビティは、設定された条件を満たす間、処理を繰り返し実行します。

例えば、以下の果物リストがあり、それがArray変数の中に入っています。

みかん, いちご, りんご, ぶどう, もも, グレープフルーツ, いちじく
変数名 namelist、変数の型 System.String[]
{“みかん”,”いちご”,”りんご”,”ぶどう”,”もも”,”グレープフルーツ”,”いちじく”}

果物を一つずつ数え、最初にももが出てきたら処理を終了したいと思います。
果物を数えるので、numという整数の変数を作成します。規定値は0にします。

変数名 num、変数の型 Int32、規定値 0

果物は左から順番に数えていきますが、表示はされないものの、それぞれにインデックス番号0から順番に自動的に割り当てられます
つまり、みかんは0、いちごは1、りんごは2と続きます。

繰り返し (前判定) (While)を使って以下のように処理します。

whileアクティビティの中の条件には、

namelist(num) <> “もも”

とあります。これは、果物リストnamelistの中のnum番目がもも以外だったら本体の中の処理を実行せよ、ということになります。最初のnumの値は0なので、namelist(0)、つまりみかんですが、これは当然ももではないので処理を実行します。式の中の <> は、もも以外を表します。

上記の条件が合うと、1行を書き込みというアクティビティが実行されます。これは出力パネルに果物の名前が表示されます。

さらにその下の代入というアクティビティで、numの値を繰り上げます(プラス1)。

次はnamelist(1)はいちごで、ももではないので、出力パネルにいちごと表示され、続けてこの工程が繰り返され、namelist(4)のももになった時点で処理は終了します。

果物のももは出力パネルには表示されません。なぜならnamelist(4)のももが条件に合わないため、本体の処理を実行せずにwhileのアクティビティは終了するためです。
出力パネルにはこのように表示される

Whileに似ているDo whileと、For eachというアクティビティがあります。詳細は下記を参照ください。

Do while
https://54blog.net/basic-operations/do-while/

For each
https://54blog.net/knowledges/foreach/

参考にしたサイトのリンク
https://docs.uipath.com/studio/lang-ja/docs/the-while-activity#